●恵比須(えびす)あらすじ
御祭神で、漁業、商業の守護神として崇拝されている事代主命(恵比須の大神)は、大国主命(大黒様)の第一の皇子でとても釣りの好きな神様でした。その鯛釣りの様子を舞ったもので、鯛を釣り上げ寿福を顕すという大変おめでたい演目です。
美保神社は全国各地にある「えびす社」3385 社の総本社として、ことに水産・海運に携わる人々から広く敬い親しまれています。
また、古来、「えびすさまは鳴り物がお好き」との信仰があり、夥(おびただ)しい数の楽器が奉納され、その内846点が現在、国の重要有形民俗文化財に指定され、日本最古のアコーディオンなど、名器、珍品もその中に含まれています。12 月3 日の諸手船(もろたぶね)神事と、4 月7 日の青柴垣(あおふしがき)神事は、古伝祭として広く知られています。
●登場人物
恵比須(えびす)
大国主命の子、事代主神(ことしろぬしのかみ)、託宣の神。漁業・商業・市場の神でもある。
大人(たいじん)
大人とは立派な男子の事。ここでは出雲大社・美保神社に参詣する旅人として登場する。
●ここに注目!
飴玉が四方八方飛んでくる!めでたい席での定番演目!
(1)上演中、タイのエサ撒きに見立てた飴玉撒きは、大人も子どもも大喜び!
(2)鯛を引っ張らせてもらえる場合もあります。お客さんも恵比須様の顔をみると自然に笑顔になります。